中国新聞に掲載!サバ使い介護食 浜田水産高生が考案

2019.07.11Category:メディア掲載

サバ使い介護食 浜田水産高校生徒が考案

浜田水産高(浜田市)の女子生徒が市特産のサバを使った介護食のカレーパンを考案し、同市相生町の介護事業所「あいおいの家」で調理、提供した。「代わり映えのしない食事を斬新なアイデアで一新したい」と、介護施設などに食事を宅配する「齋藤アルケン工業」(同市)が依頼。「軟らかくておいしい」と利用者に好評で、同社は商品化を検討する。

野菜刻み 食べやすさ工夫

食品流通科3年の4人が4月にメニュー作りを開始。浜田漁港で水揚げされたサバを使って同校が実習で製造している缶詰を材料にした「サバカレー入りパン」を考案した。縦15センチ、厚さ3~4センチの半円形。骨などをとり除いてフレーク状にしたサバとカレーのルーを薄いパン生地で包んだ。高齢者が飲み込みやすいよう野菜を細かく切り、口に入れやすいよう厚さも抑えた。
生徒4人は、教員と同事業所職員計3人の協力を得て、同事業所のキッチンで16人分を調理。オーブンで軽く焦げ目を付けた後、さらに食べやすいように半分にカット、フルーツとスープと共に利用者の昼食として出した。
利用者の長井ツチノさん(86)は「初めて食べる味。おいしいのでまた食べたい」調理した佐藤うららさん(18)は「野菜を細かく切るのに苦労したけど、喜んでもらえて嬉しい」と笑顔だった。同校では市内のイベントでの販売も検討している。

依頼した齋藤憲嗣社長(46)は「自社の発想にはなかった介護食ができた。商品化につなげて全国に発信したい」と話している。

2019年7月8日発行 中国新聞より抜粋