地元のサバでカレーパン 毎日新聞掲載

2019.10.17Category:メディア掲載

 県立浜田水産高校(浜田市瀬戸ケ島町)の女子生徒が地元のサバを使って介護食用に考案したカレーパンが、19日から一般向けに市内で販売される。生徒らは「自分たちが考えたパンが多くの人に食べてもらえるなんて」と喜んでいる。

浜田水産高生が考案

 介護施設に食事を宅配する市内の「齋藤アルケン工業」がメニューのマンネリ解消のため、料理コンテストで受賞実績がある同高食品流通科にメニュー開発を依頼したのがきっかけ。3年生4人が地元水産物を生かそうと、浜田漁港で水揚げされ、同校の実習で製造されるサバ缶詰を材料にしたカレーパンを今夏考案した。これを報道で知った市民から要望があり、一般向けに売り出すことにした。

 同社は市内の社会福祉法人が経営し、障害者11人が働く同市金城町下来原のパン店「プチマタン」に製造を依頼。生徒の段階では焼きパンだったのをなじみのある揚げパンにし、1個当たり20g入ったサバの風味を損なわないようカレールーとのバランスを工夫した。

 1個180円(税別)。19日は午前11時から販売記念として同市浅井町の問屋スーパーダップスで100個を販売。その後も毎週土曜に同店とプチマタンで販売する。
 同社の齋藤憲嗣社長(47)は「高校生のアイデアを実現することで若い人に自信を与え、障害者支援にもつなげていきたい。冷凍での発送も可能なので全国介護施設にも届けたい」と意気込む。浜田水産高の浜頭美咲さん(17)は「パンを味わってもらい、浜田や浜田の漁業に興味を持ってもらえたらうれしい」と話をした。

2019年10月16日掲載 毎日新聞抜粋